Education

看護を楽しみながら
患者・ご家族様のQOL向上に寄与できる人財を育成する

都市型先端医療センターとしての“高い看護技術”と
自身も看護を楽しむ“自律した職業人”になるために必要なことを学ぶ

Greeting 教育委員会からのメッセージ

教育委員会 山田 太郎

当院の人財の特徴は、新人から一人前になるまでの現任教育をすでに他施設で受け、専門職としては新たなセカンドキャリアのステージにたっているスタッフが多いことです。組織の変革においては、チームで共創・協働することが必須であるため、社会人基礎力でいう“考える力”、“行動する力”、“一歩踏み出す力”をこれまでの専門職の経験に加えて発揮し、組織的役割行動がとれるような人財の育成を目指しています。個人の成長は勿論、多職種チームの成長が組織全体の成長につながっているため、当院の教育委員会は多職種メンバー(医師、看護師、検査技師、放射線技師、医事課職員など)で構成され、階層別や課題ごとにテーマを絞った研修を企画しています。

Educational philosophy 四谷メディカルキューブの教育理念

  • 自己の立場・役割を認識し、自ら考え自立的に行動できる人財を育成する。
  • 自己と組織の成長を考え、新たな仕事や役割に挑戦できる人財を育成する。

求める人物像

求める人物像 求める人物像

Education and training system 教育・研修体制について

  • 自律型リーダーシップを育成する研修
    自律型リーダーシップを育成する研修
    自律型リーダーシップを育成する研修

    自律型リーダーシップを
    育成する研修

    私達は常に内外の環境変化に応じて、柔軟に自分自身を変化させながら、周囲に影響を与え、変革を推進していくことが求められています。従来の看護職だけのリーダーシップ研修から2019年度より多職種のメンバー全員が同じステップに立つことを目的に開始したこの研修は、全部門からの精鋭が14名参加しました。主任クラスまたは次世代を担う職位についていないスタッフを対象としました。

    カリキュラムは*株式会社フライングカラーズ様の伴走でキャリアとリーダーシップをベースにしつつ、より実践的な改善や変革の推進をサポートするものとなっています。前期の取り組みとして“キャリアについて考える”“組織変革について考える”“目標設定とアクションプランの策定”等を8時間、その後フォローアップを受けながら、5か月の間に自部署で改善プロジェクトをおこない、後期は活動報告のプレゼン、“リーダーシップについて考える“で研修のまとめをおこないました。最後に、受講者が時々自己を見つめ直す機会がもてるようマイクレド(自己の行動指針)を作成しました。

受講者の声
  • リーダーシップというものを根本から学ぶことができ、普段あまり交流のない他部署の方とグループワークを通してコミュニケーションを図りながら課題を解くことができ、とても有意義な研修でした。

    (顧客サービス課主任)

  • リーダーシップ今回の研修は大変苦労しました。ですが、大変だったからこそ同じ研修を受けた人たちとの結束力や仲間意識といったものが芽生えました。今回の研修でできた横の繋がりは、必ず今後の四谷メディカルキューブに役に立つものだと思っております。

    (医事課主任)

  • 課題に対しての考え方、改善策の立て方、実行に移すための他部署の巻き込み方などを学び、業務改善に取り組めたのが良かったです。また、取り組み内容を形にし、発表することでさまざまな部署の人とコミュニケーションがとれ、理解を深められたと思います。また、自身の考えなどを知ってもらえる良い機会になりました。

    (栄養科主任)

  • 研修内容は、一度に吸収するには重量が多いように感じましたが、グループワークを取り入れ楽しく学ぶことができました。院内少人数で、普段話しをしない他部署スタッフとも意見交換ができたので、横のつながりが広がり、今後業務の連携が取りやすくなると感じました。

    (看護師主任)

*講師所感 -株)フライングカラーズ (https://flyingcolors.co.jp/
本研修を通じて、研修メンバー全員が大きな成長を成し遂げられました。皆様の真摯な姿勢が、周囲に対して良い影響を与え、結果的に多くの方がプロジェクトの取り組みに巻き込まれる形となり、14名の方々の小さな一歩が、院内全体を善い方向に向かって変化するきっかけを与えることになったのではないかと思われます。

        • e-ラーニング

          e-ラーニング

          継続学習による能力の維持・開発が実践できるように、当院ではe-ラーニングを導入しています。
          時間や場所を選ぶことなく、学習することができます。また、何度でも受講することができるのでスタッフには大好評です。

        • 医療の質を支える研修

          医療の質を支える研修

          四谷メディカルキューブは、機能や役割、検査・手術実績などから小規模医療機関の中でもハイリスク有床クリックに相当します。そのため、専従の医療安全管理者の設置をはじめとした安全管理と品質の維持・向上のために、組織的体制が確立されています。また、医療の質を支えるために必要な人材育成と教育研修に力をいれています。

          医療安全

          専従の医療安全管理者以外にも、職種を問わず安全管理者の育成を積極的に進めており、個々の意識の向上と組織全体の安全文化醸成を推進しています。また、全職員向けに、社会状況を踏まえてのトピックスや施設でのインシデント発生傾向など多彩なテーマで研修を開催しています。

          品質管理

          教育を受けた内部監査員が、各部門部署の役割や業務内容・マニュアルなどが明文化された文書の確認と現場との整合性検証などを定期的にチェックしています。

        • 自己と組織が成長できるための研修
          自己と組織が成長できるための研修
          自己と組織が成長できるための研修

          自己と組織が成長できるための研修

          個人のスキルアップや組織の役割・役職に必要な研修への参加を支援しています。

          院内

          各部署では実務に沿ったより実践的な勉強会を積極的に開催しています。常に個人と組織が向上していくための活動に積極的に取り組んでおり、毎年院内で開催される業務改善ポスター発表会(全部門参加)では、看護部各部署から毎年約15演題の報告をおこなっています。

          院外

          セコム医療システム株式会社主催の各種研修(*階層別研修、病院運営管理者養成研修、医療安全・感染管理、倫理研修等)があり、毎年国内20提携施設から対象者が参加し、多職種で意見交換できることは多様性を認識する貴重な経験にもなります。研究活動では、主に日本老年泌尿器学会、日本女性骨盤底医学会、減量外科学会、クリニカルパス学会、セコム合同研究発表会などで活動の成果を報告しています。

        • フォロー体制
          フォロー体制
          フォロー体制
          フォロー体制

          フォロー体制

          経験年数に関らず新入職者に対するメンター制度を導入して、安心してできるだけ早く新しい環境に慣れていただけるようフォローしています。

          入職時のオリエンテーション

          職種を超えた同期のつながりを持っていただけるように多職種合同で全体研修を受けていただき、その後各部署のオリエンテーションを行います。

          OJT

          日常業務や初めての技術習得の場合などは主に日々の担当者が指導しますが、自立しておこなえるようチェックリストをもとに修得を確認し、自信をもって実践できるよう個人に合わせた計画ですすめています。サポート担当者(=メンター)・指導に当たるスタッフ・上司で進捗を共有し、本人の自己評価と合わせて、相談しながら業務拡大を図っていきます。

          面談による支援

          入職1ヶ月頃に所属長、看護部長のフォローアップ面談があります。面談では、新しい環境に慣れたか、心身ともに健康が維持できているか、指導の受け方、困っている事などをお聴きし、スムーズに環境適応できるよう支援しています。

その他:他施設との相互交流について

減量外科や女性泌尿器科には他施設からの見学者が多く、自院の実践を見直す良い機会となっています。またセコム提携病院間では自院で経験できない実践や技術習得、業務改善のモデル作りのための見学、医療安全、5Sなどの相互監査をおこない交流を図っています。インドの提携病院SAKRA WORLD HOSPITALとの人事交流、看護管理者研修の受入などもおこなっています。

SAKRA WORLD HOSPITAL
SAKRA WORLD HOSPITAL
SAKRA WORLD HOSPITAL
あなたを支える教育制度について

SAKRA WORLD HOSPITALの紹介(https://www.sakraworldhospital.com

インドのバンガロールにある初の日本企業が経営する病院です。日本の病院経営のノウハウを多く取り入れ、インド従来の病院とは異なる医療サービスを提供しています。日本の看護の誇りである、きめ細かなケアや心配りとインドの強みを融合できるよう、切磋琢磨しながら日本人看護師が奮闘しています。当院からは看護管理者が2014年度以降3名続いて出向し、看護部門運営、教育、医療安全管理の支援など、現地看護管理者や経営陣と共に更なる看護の質の向上をめざして活動しています。

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